2017年10月8日日曜日

【世界】 アメリカで35年暮らした僕が妻の田舎に移住して見つけた人生でいちばん大切なこと [マックス桐島]

[著書名] アメリカで35年暮らした僕が妻の田舎に移住して見つけた人生でいちばん大切なこと

[著者] マックス桐島氏
 
[おすすめ度] ★★☆ 

[読みやすさ] ★★

[知識習得] ★

[ひとこと]


著者は日本生まれ日本育ちですが、高校生で単身アメリカに渡米し、UCLA映画科や世界92か国の放浪を経て、ハリウッドで映画俳優とプロデューサーとして身を立てた方です。


…そんな日本人がいたのか、という驚きで普段は手に取らないエッセー本ですが読んでみました。


私自身も大学時代に著者と同じUCLAに留学し、20代で仕事で世界を飛び回る真っ最中のため、著者から得られる「知識・知恵」に期待をしました。

が、結果は予想外かつ涙が流れるほどの物語と考え方を得ることになりました


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著者は35年間ロサンゼルスでサクセスストーリーを歩んできましたが、余命5年を宣告された奥様のためにキャリアを捨て日本の宮崎に移住しました


本作はそこで気付いた日本の魅力と人生における大切な物の2つが書かれています。


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先ず、ロサンゼルスという世界の最先端と、日本の田舎という両極端で「生きた」著者しか言葉にできない日本の魅力は、相当に勉強になる知識です。


日本だけで生きて独りよがりに売り込む魅力は実態とずれています。

一方でアメリカかぶれで「日本はやっぱり駄目だ論」も批判するだけでは何の価値もありません。


本作は両方を知った上で改めて日本の良さを掘り起こしている点に非常に共感できます。

著者には当然劣りますが、日本の20代ではちょっと負けないレベルで日本も世界も「生きてきた」つもりの私ですが、この本で整理されている日本の魅力には大変納得しました。


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そしてもう一つ、著者と奥様の物語。

これについては半端にまとめや感想を述べるつもりはありませんが、本気で愛し生きてきたお二人の本気の言葉に、恥ずかしながら3回程涙が出ました。


改めて(または初めて)日本の魅力に気づけ、愛する人と共に生きることの尊さを心から感じられる1冊だと思います






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著者:ひさなお

 TOEIC満点、作家、投資家、IT企業グローバル人事、馬券師。
 慶應義塾大学→UCLA→大手IT企業。

  第3回マイナビ作品コンテスト最優秀賞受賞。 

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