[著者] 誉田哲也氏
[おすすめ度] ★★★★☆ (「姫川玲子」シリーズ)
[読みやすさ] ★★★★☆
[知識習得] ★★★☆☆
[ひとこと]
竹内結子主演でドラマや映画にもなった大人気「ストロベリーナイト」シリーズ。(最近は「姫川玲子」シリーズ)
本作『インデックス』はその最新作(第七弾)ですが、ここでは姫川玲子シリーズについて。
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今から10年以上前に第一段のストロベリーナイト (光文社文庫) [ 誉田哲也 ]を読み、冒頭の衝撃的なグロテスクシーンから、最後まで謎と恐怖と興奮を高揚させていく刑事物語に圧倒されました。
そこから、シリーズで唯一涙が出た第二弾ソウルケイジ (光文社文庫) [ 誉田哲也 ]や短編集を経て、映画にもなった第四弾インビジブルレイン (光文社文庫) [ 誉田哲也 ] でシリーズは完結されたと思いました。
厳密には完結にして欲しかったほど、完成度が高く、キャラクターが「生きた」世界が生み出されたと感じました。
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しかし、これほど人気が出た上に、作家が売れるために最も必要な「人気キャラ」である姫川玲子が生まれた以上、やはりシリーズは続きました。
読んだ方なら分かると思いますが、第四弾で主人公たちのチームがあんな形になり、このあと続けて一体何を描きたいのかと残念にも感じました。
が、その後第六弾のブルーマーダー (光文社文庫) [ 誉田哲也 ]で、「このシリーズは不滅だな」と確信するに至り、今回の第七弾を期に書評ブログに書き残しておきたいと。
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長くなりましたが、シリーズの成功の9割を占めるのがもちろん主人公の姫川玲子だと思います。
彼女は長身で美人、頭のキレも抜群で仲間にも慕われ、何より刑事の中でも誰にも負けない正義心と真っすぐな生き方を貫きます。
その愚直さと強さ故に仲間以外にはめちゃくちゃ嫌われ、性格は時々お茶目なところもあり、主人公として「完璧」です。
このストロベリーナイト改め姫川玲子シリーズは、一気読みを誘う抜群のミステリーセンスと共に、彼女の生き方に笑えて泣けて考えさせられることができる、滅多に出会えない物語です。
読んだことの無い方は、ぜひ第一弾から読むことをお勧めします。
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上記最新作
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上記第一弾
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著者:ひさなお
TOEIC満点、作家、投資家、IT企業グローバル人事、馬券師。
慶應義塾大学→UCLA→大手IT企業。
第3回マイナビ作品コンテスト最優秀賞受賞。
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